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フマル酸ジメチルに関して
EUは、2009年5月1日以降フマル酸ジメチル(dimethylfumarate,DMF)含有製品の全面輸入禁止を3月17日付で発表しました。 皮製ソファの抗菌類剤として使用されていたフマル酸ジメチルにより蕁麻疹を発症した事例をはじめ、皮膚炎を誘発する症例が多く発生したためです。 中国政府が事態を調査した結果、一部のメーカーが欧州の気候を考慮しカビの発生を防ぐために通常の10倍以上のフマル酸ジメチルを使用したことが、今回の事態を起こした原因であることが判明しました。
これを受け、中国の「国家質量監督検験検疫総局」(中国内の商品全般の品質検査・管理、輸出入検疫等を行う国務院の直属機関)は、3月30日付で 中国内の輸出企業に対して早急に対処し不必要な損失を避けるよう注意を促す勧告を公布しました。■《EUのフマル酸ジメチル含有商品の市場排除決定に関する通告》(中国語)
中国政府は現在、より環境・健康に優しいカビ防止剤の代替品を検討しています。
当社では現在のところフマル酸ジメチルをお取り扱いしておりませんが、もしご依頼がありましたら、使用用途に基づき環境の保全や安全性の確保を考慮した上で、市場調査いたします。
お気軽にお問い合わせください。
フマル酸ジメチルの概要
| 化学品名 | フマル酸ジメチル (DimethylFumarate) |
| CAS番号 | 624-49-7 |
| 分子式 | C6H8O4 |
| 性状 | 白色結晶、融点103~104℃、沸点193℃
アルコール、酢酸エーテル、クロロフォルムに可溶。水に微溶。 常温下で昇華しやすい。 |
主な用途:
1980年代よりフマル酸ジメチルは防カビ防腐剤として使われている。凡そ30種類の力ビ、酵母菌と細菌を抑制することができ、且つ殺虫活性を持っている。
中国では、工業消毒剤として建材、木製品、プラスチック製品のカビ防止に使われており、食品・飲食業・薬剤・織物・皮革及びその他関連製品にもカビ防止消毒剤として使用されている。
毒性:
フマル酸ジメチルは消化器、呼吸器、皮膚を経て人体に進入し、皮膚炎を起こすとされる。目、粘膜及び上部呼吸器を刺激し、また細胞酸化損傷を引き起こす毒性を持っている。
加水分解でメチルアルコールに形成されやすく、長期摂取すると肝臓、腎臓に大きな副作用を与える。
人体、特に児童の成長発育に多大な悪影響を与えるため、食品関係への応用は既に禁止されている。
ハイケム広報室
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